吹き矢の練習 蝋燭火消し

ハンドメイドタイプ吹き矢(無心筒プロトタイプ)を使い距離5mでの蝋燭火消しに挑戦。

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先日、吹き矢製作者から蝋燭火消しの秘訣を教えて頂いた。
秘訣と聞くと、より精度の高い吹き筒の保持方法やサイティングの方法だろうかと想像したが、そこで知ったのは逆の考え方だった。
なんと、蝋燭火消しの秘訣は「狙わないこと」にあるようだ。


ゆらゆらと揺れる蝋燭の明かりは、通常の的より狙いやすいように感じるが、私の場合、視力が0.7程度と弱く、乱視が入っている為に炎が滲んで見えてしまう。
距離は5mだが、もちろん蝋燭の芯は見えない。
この状況で放った矢が、蝋燭の芯をかすめることのできる数ミリ単位の精度をもった射撃が必要となってくる。


自分の能力を見る限り、頭でどう考えても出来る気がしない。
しかし、駄目もとでも体験してみたいという好奇心が勝り、準備を始めた。
その行動が引き寄せた結果は、よい意味で想定外だったわけだが。


なぜか撮影開始と共に稽古場の電球が突然切れる。暗い中で撮影続行。
その為に画像は暗く見にくくなってしまった。
しかし、今回は成功までの時間が想像を超えて短かったので、記録として残すことにした。

3射目、蝋燭に矢が当たる。
8射後、矢回収
11射目、再び矢が蝋燭に当たる。破損した蝋燭を交換。
12射目、成功。


どうやら蝋燭消しの秘訣は、狙い方ではなく、あらかじめ意識付けをした目的が現実化できる「一瞬」をのがさず、行動するところにあるようだ。
早すぎても、遅すぎても結果は出ない。
「今だ!」と感じた時に誤差なく行動できる心と体、そしてその連携が必要だ。
今後は再現性を高める為の練習が必要だと感じる。