スリングボウ用レストの試作 The trial production of a Arrow Rest for SlingBow


SlingBow用のレストの試作


主要材料は、
「カイデックス」
を使用し、スリングショットのゴム取り付けアーム部分を利用して取り付け、
脱着可能な仕様とした。





レスト部分を脱着可能としたことで、状況に応じて、
スリングショットと、スリングボウを使い分けることが可能。



カイデックスを熱加工し、
アーム部分に巻き込むように固定しているので、
工具不要で、脱着できるのがこの構造の利点だと考えている。



レスト本体部分は、クロスボウ用部品の円形ブラシを使用。
ブラシ部分は毛が密集しており、固い印象を受けたが、
実際使ってみると、鳥羽根との相性もよく、
思いの他スムーズに矢が通過していき、
矢飛びへの影響も少ない。



スリングボウ用のレストの場合、
取り付け位置にもよるが、
矢を放ったあとのゴムがレストに衝突したり、
レストの中に食い込んでしまうという現象が起やすいので、
レスト部分には、矢を一定の場所に保持する機能はもちろん、
ゴムの衝突に耐えれる耐久力も必要となってくる。



実射してみると、カイデックス製の本体は、
衝撃で外れることはなく、
耐久性は満たしているようだ。



しかし、円形ブラシの取り付け方法が甘いようで、
ゴムが衝突する場所によっては、ブラシの固定ネジがずれてしまうことがある。
今後はこの対策が必要だ。