スリングボウ用レスト 「ZombieBuster」


前回試作した、
SlingBow用レストの不満点を改善したものを製作。


ゴムの衝撃に耐えられるよう、
リングの取り付け方法を改善し、
二枚のパーツでリングを挟み込む構造とした。



パーツの数と、デザインも兼ねた固定ネジの数が増えた為、
レスト本体の剛性も向上し、
矢を装填しやすくする為の切り欠きを、本体に入れても、
プロトタイプより剛性が増している。


切り欠き加工により、
従来はレストの後から差し込むように装填していた矢を、
レストの斜め上からも装填できるようになった。



10mの距離で実射をしてみた感想は、ブラシの「コシ」が強い為、
矢を構え、発射するとき、使う側に求められる技量が、
ブラシの替わりに、スポンジや、緩衝材を用いたタイプに比べると、
上がっているように思えた。



本体が傾いている状態では、
矢が発射される時、ブラシのリングの中の「壁」にシャフトが触る。
触るというより、衝突という表現が近いかもしれない。


コシの強いブラシは、たわみにくく、
この衝撃をシャフトに返してしまう為に、
放った矢が真っ直ぐに飛ばず、カーブをするように飛んでしまうことがあった。
スポンジや、緩衝材では、
シャフトに返ってくる衝撃はもう少しマイルドになると思われる。


矢がカーブしながら飛ことを防ぐ為には、
本体を90度傾けた構え方の場合、
ゴムを引き絞った状態で、


1.矢の飛び出すライン、
2.ブラシの穴、
3.ゴムのと本体の接合部
4.標的


この4つのポイントが、「一直線上」に並んだ状態から、
矢を保持している手を離す必要があると考えている。


4はもとより、そのほか1〜3の要素でも、
どれか一つが直線上に無い場合は、
縮まろうとしているゴムの力が逸れてしまい、
矢を真後ろから押すのではなく、
斜めに押し、飛ばそうと作用したり、
レストと余計な干渉をするので、
結果、矢の飛び方に大きな影響を与えてしまうようだ。






モデル名「ZombieBuster」は、
僕の中に居たゾンビを、
これを使って、
倒したことに、由来している。