M40A5スナイパーライフルで蝋燭火消し

距離約9m 東京マルイM40A5スナイパーライフルで蝋燭火消し。

 

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M40A5

M40A5はフルノーマル

トレーサー:XCORTECH XT301Mk2 ウルトラコンパクト UVトレーサー

スコープ:VectorOptics Forester 1-5x24mm Gen.2

BB弾:ライラクス satellite ハイバレット BB 蓄光バイオBB弾 0.25g

撮影:Iphone11

 

 

 

 

目標は蝋燭本体には一切触れずに燃えている芯部分にヒットさせて火を消すことです。今回はスコープ付きのスナイパーライフルの性能が高いので、あえて無心剣の要素は組み込まずに射撃をしています。

 

開始後10射目程の間には数回蝋燭本体へのヒットがあり、20射目迄には火は消えずとも芯をBB弾がかすめたことも数回ありました。これはいけるか?と思いましたが期待は一旦横に置いてトリガーを引いた後に成功。

 

 火が消えた後に立ち昇る煙の動き、 訪れる静寂が気に入っています。

 

 

 

無心剣の応用実験

距離約9m(5間)海外製の吹き矢COLD STEEL BIG BORE BLOW GUN (コールドスチールビッグボアブローガン)での無心剣を応用した蝋燭火消し。

 

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筒の全長は1500mm。矢は全長約110mmのハンティングダートを使用。

 

視力は両目で0.8以下乱視持ちですが他の蝋燭火消しの動画同様、 あえて裸眼で行っています。初回チャレンジでは一見成功かと思える現象が起きましたが、よくよく動画を観察すると矢がヒットした衝撃で蝋燭の火が消えており失敗としましたので、今回は再チャレンジです。

 

再チャレンジ開始から2日目、通算62射、動画内では3射目に成功。


開始から30秒程の間は無心剣の準備をしている為画面内では特段何も起きません。

1射目2射目共にゴムの蝋燭台に矢の息受け部分(オレンジ色のコーン)が触れたようで、金属製の本体と分離して軌道も変化し畳に刺さっています。

 

 

今回は蝋燭を殆ど動かさずに火を消すことができ、火が消えた直後の煙の立ち昇り方もパーフェクトで成功とします。下は前回の記録です。

 

  

通算12射目、動画内では5射目で成功か...と思いきや蝋燭に矢がヒットした際の衝撃で火が消えていました。衝撃でたわみやすいペットボトルを利用した蝋燭台もまずかったようなので、再チャレンジにの際は東急ハンズで購入した重量のあるゴムブロックに変更しています。

 

開始から1:00迄は無心剣の準備をしている為画面内では何も起きません。

お時間の無い方は2:30あたりからご覧ください。

 

私の好きな言葉で「考えるな!感じろ。」がありますが、 無心剣の場合は「考えるな、ここに在れ。」になっているのではないかと現時点では考えています。

 

思考が介在すると動くべきタイミングを逃してしまい、結果、一瞬遅れた動作となりがちです。例えると、楽器を演奏するときに最適なタイミングで最適な音を出すように、最初に描いた結果のイメージを、最適なタイミングの動作で具現化する。この為のアプローチ方法の一つとして無心剣は有用だと思います。

 

かといって思考を否定している訳ではなく基本的な動作を効率よく学習する際などには必要不可欠です。

 

ここでは思考と意識の癒着を必要な時に必要な分だけ引き剥がし、距離を置く経験を重ねることで、お互いが干渉して発生するタイムラグを限りなく0に近づけ、「動くべき時にはすでに動ごいている」という思考と意識、そして体のあり方を思い出してゆくことがポイントになります。

ハイキャパ4.3ガスコキ(ガスコッキングガン)製作と試射記録

ガスコキ(ガス式エアガンのブローバックを解除し静穏化に特化したカスタム手法)というものに、前々から気にはなっていたが加工の難しさから着手できずおり、半年ぐらいもんもんとしていた。

 

そんな矢先、ヤフーオークションでハイキャパ用ガスコキ化シリンダーとショートリコイル化スペーサーが出品されているのを見つけ、時は来た!!とすぐさま入手した。

 

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 パーツは個人が3Dプリントで製作したもの。まずはマニアックな部品を設計製作してくれた出品者に、

 

「ありがとう!!!」

 

と、お伝えしたい。主観ではガスコキの導入労力が10分の1ぐらいになる。

職人技が必要なシリンダーのガスルート構築作業が無くなる上、ノーマルシリンダーも無傷で残せるので元のガスブローバックに戻すのも容易。

 

このようなマニアックな部品が個人でも製作できる素晴らしい時代になったなぁと思う。勢い余って組み込み用とスペアと2セット入手してしまった。

 

 手元にはご縁があって中古のハイキャパ5.1のフレームはある。そこで秋葉原の某エアガンショップでハイキャパ4.3のスライドを入手。購入時には店員さんにお願いしてサイレンサー取り付けの為にアウターバレルにサイレンサーアダプターを取付けていただいた。

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サイレンサーアダプターはプラスチックのアウターバレルに専用工具を使いねじ込むタイプで、取り付け前に接着剤を適量付けるのがポイントらしい。

また、サイレンサーも別途購入。

 

まずはスライドを分解し金属製のピストン廻りの部品まで取り出す。この際、細長いスプリング、「シリンダーリターンスプリング」が飛び出してくる時があるので注意。次にノーマルのシリンダー一式を抜き取り、ピストンのネジを緩めピストンヘッドを取り外す。

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そこにガスコキシリンダーをセット。 

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ガスコキ化シリンダーは組み込み後は位置が固定されるよう形状が工夫されているので、 細長いシリンダーリターンスプリングは不要になった。

ノーマルシリンダーを加工する場合はシリンダーリターンプリングの代わりに鋼線等を入れてシリンダーの戻りをキャンセルしないと、スライドを引く際にシリンダーが戻る「カシャコン」という音が発生してしまう。発射には問題は無いが作動音は減少するのでこれはうれしい仕様。シリンダーの設計者はいい仕事をしていると思う。

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上の部品、ノーマルのシリンダー一式とピストンヘッド、ピストンヘッドの固定ビス、シリンダーリターンスプリングが改修後には不要になる部品たち。ノーマルに戻す際は必要になるので大事に保管。

 

後は元通りに組み立て。ハイキャパ4.3の場合は、先にリアサイトをスライドに取付けてからピストン廻りの部品を位置を決めてスライドに押し込む。

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 部品が定位置にあることを確認した上で固定ネジを締める。

 スライドが組みあがったらショートリコイルスペーサーをスプリングの上からかぶせるように押し込み取付ける。

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 ちなみに取り外す場合は、指では力が入りにくく難しい。ペンチでも同様。そこでデンタルフロスを引っ掛けて引っ張るようにしてみた。

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勢い良く引っ張ってスペーサーを飛ばさないよう注意。

デンタルフロスを使わずとも、スプリングガイドを取り外せば部品をはずせることに半年後に気が付きました。)

 

次にシャーシ側の部品の取り外し。グリップを取り外した上でシャーシカバーを取り外す。

(ここでバルブを叩く部品、「ノッカー」に引っかかっているスプリング、ノッカートーションの取付け方をよく観察しておくと組み立ての際にスムーズ。)

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 ノッカーを取り外すと見えてくるネジを緩め、シャーシインナーを分解。

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 シャーシカバー側に組み込まれているノッカーロックとノッカーロックスプリングを取り外す

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上の写真にあるのがノッカーロックとノッカーロックスプリング。部品は小さいので無くさないように注意。この後ノッカーロックとノッカーロックスプリング以外のパーツを分解と逆の順番で組み立てる。 

 

最後に ハンマースプリングの調整。グリップに付いているハンマースプリングハウジングからハンマースプリングを取り出す。

 

ノーマルスプリングは加工したくなかったので、社外品を購入しカット。半巻きづつカットしては組み込み作動を繰り返し、マガジンのバルブスプリングの力でハンマーが押し返され、ガスが止まるポイントを探る。

 

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 カットの際、模型用の精密ニッパーを使うと刃先がみるみるボロボロになってしまった。スプリングカットの際は電線を切る用の大きめのニッパーの方が良いのかもしれない。

 

今回は1㎝と少しカット。カットしすぎた場合はワッシャーを噛ませる等で若干だが調整できそう。カットが足りない場合はガスが勢い良く噴出す。ここの調整は気温にも左右されそうなので、今回のガスコキ改修の最も難しいポイントだった。

 

ハイキャパ4.3のスライドは5.1に比べコンパクトな為に全長150MMのサイレンサー装着時も若干コンパクトになる点が気に入っている。

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最後にサイレンサー銃口にもプチカスタム。マスキングテープを貼り弾の出口に放射状のカットを入れることでさらに静穏性が向上する。

 

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サイレンサーは発射音の高音部分をカットしてくれ、未装着時は「パキッ」と聞こえる発射音が装着時は「ボスッ」に大きく変化した。

 

下は試射の動画です。距離は約5M。

蝋燭の火消しに挑戦。普通の意識状態ではハードルが高そうなので、無心剣の技法を応用しています。

2射目までの射撃の間隔が妙に長かったり、ため息ついたりしているのはその為です。

 

 

動画では10射目に蝋燭の火が消えていますが、当初本人は蝋燭ごとふっとばして火が消えたのかと懐疑的でした。確認すると蝋燭は無傷で立っており、燃える芯の一部を弾丸がかすめていった模様。

 

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思い返すと1回目から10回目の射撃中は、頭の中で以下のようなことをごちゃごちゃと考えている状況だった。

 

1回目 動画撮影に気を取られて有心120パーセント
2回目 はっと我に帰りやるべき事を思い出す
3回目 流れに乗りつつトリガーを引く。惰性とも言うかも
4回目 揺れている中でタイミングを探る
5回目 4回目のフィーリングを再現しようと試みる
6回目 狙いながらも身体の力みを徐々に消してゆく
7回目 更に力みを取り除く
8回目 今日は成功しないんじゃないかと強めに思う
9回目 とりあえずトリガーを引く
10回目 深く息を吐いた後、成功

 

結果はともかく通常の意識状態での射撃に比べて体と心の自己観察力が増していると思えた。

多分、射撃に十分に馴れ親しんでいる人の場合はこれらやこれ以上のことを意識せずとも自動的にかつ適切なタイミングで行えているのだろう。

 

あらためて動画をチェックすると、ブローバックがキャンセルされた影響でトリガーを引いてから弾が発射されるまでの間の銃のブレがとても少なくなっている点に気が付いた。

 

これはサイレンサーの取り付けにより銃のバランスが前よりに変化したことと、重量が増加したことで、狙いを定めている最中やトリガーを引く時のブレを吸収しやすくなったよう。ガスコキ化のメリットは静穏性の向上だけではなく、命中精度の向上にもあるようだ。

デメリットとしては連射性能が損なわれる点や、パーツの交換や取り外しに銃の本格的な分解が必要な点だろう。

 

 

 

 

TOPSスリングショット

 

Made in USAのタクティカルナイフを得意とする『TOPS』製のスリングショット

スリングショットとしてはシンプルなデザイン。


本体は厚みのある1095高炭素鋼のワンピース構造、ハンドル部のブラックキャンパスマイカルタとの組み合わせはまるでナイフのような質感と作り。 

 

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ベルトループ付きのレザーシースも付属しており、アウトドアでの持ち歩きに便利そう。 

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 金属部分はつや消しの表面加工処理がされていた。

付属のゴムは強めの設定で、引く時には少々力が必要だ。

また、金属のエッジの部分はゴムを引いている際に左手にぐいぐい食い込んでくるのでクローブはあった方がよいと思う。

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距離約5.5mの自宅仮設レンジでの実射テスト。LayLax製の玉回収機能付きエアガン用のターゲットには500円サイズの大きさの円を描いたものを貼っている。

玉はインドアなので直径8mmのバイオショット弾を利用。

 

意識したのは、的の中心とスリングショットのゴムの取付け位置、右手でつかんでいる弾の位置、そして狙いをつけている右目の位置を一直線のラインで結ぶこと。

横方向のブレはこれで少なくできた。

縦方向はスリングショット本体、動画内の構え方で上にくるゴムの取り付け位置の尖っている部分を目印に調整。

動画ではゴーグル未着用ですが、安全の為にスリングショットを扱う際はゴーグル着用をお勧めします。

グルーピングは的の中心から約16cmの円に収まる程度だった。

着弾が右下にずれるのは、構えた際に右目の下辺りにセットする引き手の位置がまずいのかもしれない。

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 今後の練習でさらにグルーピングを上げ、ペットボトルや空き缶にはコンスタンスにヒットできるようになりたい。

 

SⅡS タクティカルエリート組立記録 (スピンドライブシステム修理)

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 秋葉原の某エアガンショップでSⅡS 製固定スライドガスガン、タクティカルエリートを見つけた。標準でサイレンサーアタッチメント付なのと中古本体とマガジンのみだが2000円のプライスに惹かれて購入。

早速部屋に持ち帰り、数発試射した後にホップ調整をした所イモネジを締め過ぎ銃の中に落下させてしまう。ネジは回収できたので元に戻したが、その後弾道がめっきり安定しなくなってしまった。数発毎に右下に弾が外れ2m先のA4用紙も狙えない。

後日、別のショップで見つけたタクティカルエリートの箱に、ホップ調整ネジを締め過ぎるとスピンドライブシステムが破損しますと書いているのを見つけ、ああぁこのことかと思う。

そこでネット情報を参考に分解しチャンバーを覗いてみると、B B弾にホップ回転を与える為のパッキンが無くなっていることが判明した。これではBB弾はホップ回転はおろか、適正位置にセットされるはずもなく、弾道は乱れる訳だ。

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この形状に合いそうなホップパッキンはネットでは小売されていなかった。そこで先日300円で手に入れたジャンクの東京マルイエアコッキングガンから取り出したパッキンを加工し組み込むことにした。

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左は加工前。よく切れるカッターナイフで出っ張りの部分を切断し、シリコンスプレーを多目に吹きかけ滑りを良くした後に、爪楊枝でチャンバー内にセット。使うのは円形の方ではなく、ホップかけ用の出っ張りのついた板状の方。

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セットの際、パッキンの切断した側を銃口側に向けると、イモネジ下に丁度パッキン上の凹みがきた。 バレルの切り欠きを合わせチャンバーをバレルに取り付ける。

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バレルはチャンバーの奥までしっかり差し込めたので上手く収まっているよう。

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バレルアッセンブリーと トリガー周りの組み込み。セフティーレバーも組み込む。

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トリガースプリングの方向は下の写真の通り。

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くるりとひっくり返し本体にセット。

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スプリングの先は本体に引っ掛けておく。
次はハンマー周りの組み付け。スプリングの方向は下を参照。

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ハンマー組み込み前に、ピンと共に上の部品を先に組み込むとスプリングを引っ掛けやすかった。

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更にバルブを押すパーツを組み込む。スプリングは幅広い方を外側にセット。

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スプリングを若干縮ませながら本体に組み込む。

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忘れずにウエイトも組み込む。

下は全ての部品を組み込み終えた状態。

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フレーム片側だけの状態ではトリガーはスプリングのテンションでおかしな方向に傾いてしまうが、反対側のフレームを被せながら適正位置に調整する。

ネジは最も長い物がグリップの下、フレームが厚い場所に入る。

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ハンマースプリングの組み込み。フレーム内のハンマーのパーツにスプリングが差し込まれるように入れた後、プラスチックのパーツを上から押さえながらネジを締める。

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 トリガーとハンマーを結ぶパーツのセット。スプリングは金属パーツに掘られた細い溝に先端が入るようにセットし、グリップを取り付ける。

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マガジンキャッチの取り付け。小さいスプリングをパーツにセットした後にフレームに差し込む。

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グリップを取り付けるとマガジンキャッチが固定される。

スライドを被せ、ダミーのセフティーレバーの辺りに固定ピンを差し込む。

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内側にネジの切られたマズルパーツの取り付け。圧入して固定するタイプ。

分解時はネット情報を参考に沸騰したお湯に30秒程浸け、プラスチックが暖まった所でアダプターと手持ちのサイレンサーを付けて引っ張り、取り外した。 

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マガジンをセットして完成。

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ホップ調整はひとまずイモネジの頭がチャンバー灰色パーツの上面とツライチ。試射をした所、上下にばらける弾は少なくなり弾道は大幅にまとまるようになった。

 

★後日追記★

秋葉原の某エアガンショップで再びジャンクなタクティカルエリートを入手できた。価格は1800円。作動OKだが、スライド固定ピンとハンマー周りのピンが無い個体だった。まぁスペアマガジン買うよりは安いのでよしとした。

早速破損前のホップ機能周りの確認の為に分解。エスツーエスではホップ機能のことをスピンドライブシステムと言っている。

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こちらのタクティカルエリートのホップパッキンの入っているチャンバーパーツは灰色ではなく黒色だった。製造時期で違うのかもしれない。

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分解前にパッキンの位置を見てみる。バレルの上に直接パッキンが乗っている訳ではなく、チャンバーの一部分を介してパッキンが乗っている。

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イモネジとパッキンを取り外した状態。

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左はマルイのエアコキから取り外したホップパッキン。右がエスツーエスの純正パッキン。ホップをかける出っ張りの場所が若干異なっていた。

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 数日後、エアコキパッキンを加工して組み込んだタクティカルエリートを7mのシューティングレンジでテストしてみました。

インドアフィールドでの使用を想定して B B弾は0.2gを使用。初速は56前後。レンジの室温は低めで肌寒い。

今日の環境ではイモネジの頭がホップチャンバーの上面とツライチの高さを初期位置とすると、そこから1回転+4分の3回転締め込んだ位置辺りが適正のよう。

無調整の初期位置では10発の内1〜2発は上や下に逸れてゆく弾が出てしまう。一回転締め込んでもほとんど変化無し。しかし、2回転締めるとホップがかかりすぎ弾が浮いてゆく。1回転+2分の1回転以降から調整が効き始めるように思えた。

適正位置では銃がブレにくいシングルアクションで7m先のハガキより一回り大きな金属製マンターゲットにほぼ水平に弾が飛び安定してヒットできていた。これならインドアフィールドでも活躍してくれそうだ。

東京マルイ製 SOCOM Mk23 エアコッキングガン

東京マルイ製 SOCOM Mk23 エアコッキングガン

今回は18歳以上向けのバージョン。

大型でスライドが大きいのでコッキングしやすい。またフロントサイトとリアサイト間の距離も長く狙った所に着弾させやすい点が気に入っている。

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 重量本体と空のマガジンで484g。ガスガンに比べると大分軽い。これは金属パーツが少ないせいもあるのだろう。トリガーやセフティーレバー、マガジンなどもプラスティック製。

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メーカー保証外になる為注意が必要だが、プラスティック製のスライドピンを抜くと分解ができた。

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コスト削減の為か内部パーツもスプリング以外はプラスティック製 。


エアコッキングガン限定のゲームで惜しみも無く使える点も気に入っている。

SⅡS製 SOCOM Mk23 ピストル

SⅡS製 SOCOM Mk23 ピストル

パッケージはエアガン本体、マガジン、サプレッサーの他に粘着式ターゲットと巾着袋が付いてくる。

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 スライドには"MARK23 Cal.45.Auto"と刻印あり。

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上の写真の状態で重量は935g

 金属製のアンダーレールアダプターか標準装備。20mmレール規格のフラッシュライトやグリップを取付けたりと拡張性がある。パーツの固定は下からの六角ネジ二箇所。ガン本体を傷つけないよう、内側には金属プレートがセットされていた。

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セレーションが無くフラットなトリガーやハンマー、スライド固定レバーとセフティレバーは金属製。プラスティックと違いカチリとした操作感があるのが嬉しい。

各社のソーコム固定スライドガスガンと共通で、3つのレバーの真ん中、デコッキングレバーはスライドと一体整形のダミーレバーで無可動。

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 マガジンは金属製で重量は355g。装弾数は24。

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 マガジン底面にはロゴの類は無い。東京マルイ製マガジンには"HK"のロゴが入っており、見分けるポイントになりそうだ。

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SⅡSのガン本体に東京マルイ製のマガジンを入れて試してみた所、初弾は発射されるが次弾が装填されずにガスしか出ない症状が出た。

スライドを引くか、マガジンを下からポンと手のひらで叩くと装填された。 

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付属のサプレッサーの内部にスポンジが入っており消音機能がある。発射音の高音部分をカットしてくれ、サプレッサー無しだとパキュンパキュンという発射音がサプレッサーの取り付けでポフポフに変化する。

取り付けは16mm正ネジタイプ。何故か東京マルイ製ソーコムにはネジ山が若干合わず取り付けられなかった。表面はプラスティック製で軽量にできている。

初速は気温20度、0.2g弾使用で65m/s程度。

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装填不良があるのはBB弾の高さによるものかもしれない。

左がSⅡS製で右が東京マルイ製。

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 比べてみると東京マルイ製の方が若干高い位置に弾がある。試しにマガジンキャッチが掛かる手前の位置まで東京マルイ製マガジンを下げて打ってみると装填不良は解消された。

ただ、この位置では保持している手を離すとマガジンはすとんと落ちてしまう。対策としてはマガジンキャッチが掛かる凹みを削るなどして若干低い位置にマガジンが保持できるよう加工をすれば良いのかもしれない。