ブローガンデータ其の三【自家製ブローガン】

自家製ブローガン
長さ1000mmの「壹仟型」と長さ700mmの「漆佰型」

矢筒はホームセンターで入手した「外径12mmアルミパイプ」で作られている。
マウスピースは「クッションゴム」
直接筒を咥えるタイプも考えたが、手持ちのブローガンの仕様に近付けて作ってみた。
パラコードを使い持ち運びと収納に便利なスリングもを自作。

アルミ銀色のままではいまいちだったので滑り止めも兼ねて筒全体にカモフラージュテープを巻いてある。
実は今回の材料中、一番高価で一巻き4000円近くした。

先端はアクセントと実用を兼ねて熱収縮チューブでカモフラージュテープの剥がれ止めをしている。

吹き筒の長さが矢に及ぼす影響の検証をする為に2種類製作した。
同じ息の吹き方なら1000mmタイプの方が矢の威力が強く、長さもあるので狙い易い。
5m程度の距離ならだいたい直径120mmの的を狙える。
700mmタイプは威力が落ちる分、息を強く吐くことでカバーできるが、
その際体の揺れも大きくなりがちで筒の狙いがぶれてしまう。
体を揺らさず強く息を吐く技術があれば取り回しの良い700mmは近距離では使えそうだ。

700mmタイプを作った時に余った300mmの筒も使って検証してみた。
切断はパイプカッターを使用。パイプにはバリや段差が残るのでヤスリで削る必要がある。
ヤスリは平らなタイプではなく丸型や設置面が楕円のタイプが使い易い。
バリ取りをせず矢を吹いた所、筒の先から斜め15度ぐらいに矢が飛び出し2m先の的を外してしまった。
命中精度に直接影響するので的確な加工が必要だ。


さすがに300mmまで長さが短くなると狙うだけでも難しい。
威力も弱く、吹く時にどんなに力強く吹いても2m先のゴム板に矢の先端は2mmぐらいしか入らない。


このことから、筒の長さはある程度必要だと感じる。的までの距離が5m程度で屋内の場合、取り回しを考えると上限は1200mm程度、下限は700mm程度だろうか。