無心剣の応用実験

距離約9m(5間)海外製の吹き矢COLD STEEL BIG BORE BLOW GUN (コールドスチールビッグボアブローガン)での無心剣を応用した蝋燭火消し。

 

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筒の全長は1500mm。矢は全長約110mmのハンティングダートを使用。

 

視力は両目で0.8以下乱視持ちですが他の蝋燭火消しの動画同様、 あえて裸眼で行っています。初回チャレンジでは一見成功かと思える現象が起きましたが、よくよく動画を観察すると矢がヒットした衝撃で蝋燭の火が消えており失敗としましたので、今回は再チャレンジです。

 

再チャレンジ開始から2日目、通算62射、動画内では3射目に成功。


開始から30秒程の間は無心剣の準備をしている為画面内では特段何も起きません。

1射目2射目共にゴムの蝋燭台に矢の息受け部分(オレンジ色のコーン)が触れたようで、金属製の本体と分離して軌道も変化し畳に刺さっています。

 

 

今回は蝋燭を殆ど動かさずに火を消すことができ、火が消えた直後の煙の立ち昇り方もパーフェクトで成功とします。下は前回の記録です。

 

  

通算12射目、動画内では5射目で成功か...と思いきや蝋燭に矢がヒットした際の衝撃で火が消えていました。衝撃でたわみやすいペットボトルを利用した蝋燭台もまずかったようなので、再チャレンジにの際は東急ハンズで購入した重量のあるゴムブロックに変更しています。

 

開始から1:00迄は無心剣の準備をしている為画面内では何も起きません。

お時間の無い方は2:30あたりからご覧ください。

 

私の好きな言葉で「考えるな!感じろ。」がありますが、 無心剣の場合は「考えるな、ここに在れ。」になっているのではないかと現時点では考えています。

 

思考が介在すると動くべきタイミングを逃してしまい、結果、一瞬遅れた動作となりがちです。例えると、楽器を演奏するときに最適なタイミングで最適な音を出すように、最初に描いた結果のイメージを、最適なタイミングの動作で具現化する。この為のアプローチ方法の一つとして無心剣は有用だと思います。

 

かといって思考を否定している訳ではなく基本的な動作を効率よく学習する際などには必要不可欠です。

 

ここでは思考と意識の癒着を必要な時に必要な分だけ引き剥がし、距離を置く経験を重ねることで、お互いが干渉して発生するタイムラグを限りなく0に近づけ、「動くべき時にはすでに動ごいている」という思考と意識、そして体のあり方を思い出してゆくことがポイントになります。