吹き矢の練習 新型的テスト New target test

練習内容に変化をつける為と、練習環境の安全性を高める為に新しいターゲットを製作した。
又、以前の的の構造では的を貫通した矢がカーテンを傷付ける為、その対策でもある。


的の白丸の直径は16mm。今回使用しているブローガンの口径と同径。
吹き矢の息受け部分を使い白色のガムテープに型を採り、切り取って使用している。


的本体は厚さ5mmのゴムシート。後ろには厚さ55mmの小型の畳を重ねている。
白丸を距離を置き5点配置し、矢が互いに接触しにくいようにデザインした。


的が完成し、まず感じたのは「どうしてもっと早くこのデザインを思いつかなかったのだろう?」だった。矢同士が接触することで、息受けが破損した矢は20本以上あり、もしも、数ヶ月前に思いついていれば、無駄な矢の消耗を避けれたのではないかと、つい考えてしまう。


狙点が複数の為、毎回構えの修正作業も必要となるが、異なる環境でも安定した射撃をするためにもあえて取り入れることにした。


真ん中の点はこれまでと同様の高さなので問題はなかったが、下の2点が明らかに命中精度が悪い。上の2点はその中間の精度。


理由を検証した結果、「構えた時の顎の引き加減」が違うことが判明した。
的の位置が上下することにより顎の角度が変わり、目線と吹き筒の先を利用したサイティングに誤差が発生していたようだ。
顎の引き加減や首の角度を含め、腰から上の各部分のアライメントは一定に保った状態、腰の少し下、脚の付け根部分から上半身の角度を変えるようにし、高さに対応することで精度の高い射撃ができるようだ。